生花が伝えるメッセージ

かつては、電報と花というと、メッセージを記した用紙を押し花で飾られた台紙に入れて送るというイメージがありましたが、今は本物の花を一緒に送ることのできるサービスが充実しています。特に、生の花を送るフラワー電報はいずれの会社でも力を入れている分野です。

電報に添えるという形ではなくても、花は古くから、送り手の気持ちを込め、また相手の気持ちに寄り添う手段として広く用いられてきました。現代では、電報を送るのは相手の特別な場面に参加できない場合が多くなっていますが、電報に添えられた花は離れたところから相手を思い、お祝いやお悔やみの場を演出する手段として多くの人に選ばれています。

先に挙げた押し花やプリザーブドフラワーなど、電報に添えることのできる花の形式はさまざまですが、生きている花には他にはない強い力があり、贈る相手への言葉以上の気持ちを印象的に伝えてくれます。また、花であればこその特徴として、種類や色などの選択の幅が広いことが挙げられます。お祝いの席なら季節に合わせて、また相手の好きな花を選ぶことも可能ですし、お悔やみの席なら相手の心に寄り添い、なぐさめる気持ちを穏やかな色に込めることができます。

電報を送ることそのものは、現代ではある意味では儀礼化しているところがあります。そんな中で添えられる花は、単なる儀礼ではない送り手の気持ちを伝えてくれるのです。

さまざまなタイプの電報

先に述べたように、法律上「電報」を扱える企業は限られていますが、ここでは電報とそれに類似したサービスをまとめて「電報」として紹介します。

旧電信電話会社系の会社が扱う「フラワー電報」は、生花店のネットワークと提携して花と電報を送るサービスです。祝電とともに贈ることができるのは、花束・アレンジメント・鉢植え・スタンドとなっています。弔電の場合はアレンジメント・鉢植え・スタンドの中から、それぞれ予算に応じて2~5種類の中から選ぶことができます。

電報を扱う会社は、いずれも祝電・弔電の双方を扱っていますが、生花を使ったフラワー電報に関してバリエーションが豊富なのはやはり祝電です。アレンジメントの形や花の色味を選んで、結婚に限らずさまざまなお祝いの機会に送ることができます。また、お悔やみの挨拶の花選びは難しいものですが、いずれのフラワー電報サービスでも、お悔やみの場にふさわしいアレンジメントを提供しています。

この他、広島に本社を置くとある企業では、花束の形をしたアレンジメントを電報とともに届けるサービスを行っています。水の代わりにゼリーを使っていて、生けかえや水やりの手間がないアレンジメントです。また、大きな風船の中に生花のアレンジメントを入れた「バルーンフラワー」を電報(メッセージ)とともに届けるサービスを行っている会社もあります。

生花を使ったフラワー電報

電報とは、Wikipediaでは「電信を用いた文書の配達サービス」であると定義されています。郵便による信書より速く届けることができるため、電話が一般家庭に普及する以前には緊急の情報伝達の手段として広く用いられていました。現代では電報が緊急の連絡手段として用いられることは非常に少なく、電報の多くは冠婚葬祭における祝電や弔電として用いられています。

日本では、電気通信事業法において電報の受付と配達の業務はNTT東日本とNTT西日本、及びKDDI株式会社のみが行うこととなっていますが、結婚などの特別な機会に、プレゼントに添えてメッセージを届けるサービスはこの他の会社も行っていて、内容もバラエティに富んだものになっています。

祝電や弔電に添えて何か送るというと、まず想像するのが花ではないでしょうか。かつては電報によるメッセージを彩るのは電報の台紙に押し花が飾られるなどの形でしたが、今では実にさまざまな形で花を贈ることができるようになっています。

花を贈るという場合、お祝いやお悔やみの場に参加できないものの相手を思っているという気持ちを込め、その場面を彩り、さらに相手の気持ちに寄り添う気持ちを表すことができます。この役割をよく伝えるのは、数ある花の形式の中でも、生花ではないでしょうか。誰でも、花を贈られたら嬉しいと思うもの。特別な機会に、離れている相手から届いたらなおさらです。ここでは、生花を使ったフラワー電報についてお話しします。

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